- 隔月15日更新!
リフォームのスタッフがお届けする、知っていると役に立つかも?!なプチコラムです。
この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と一日も早い復旧をお祈りいたします。
Vol.025 耐震リフォーム工事のこと
- 耐震リフォーム工事のこと・・・その1
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昭和56年 [1981年] 以前に建てられた家は耐震診断を
『建てられた時期によって、その家の耐震性能の基準が違うのです。』
昭和56年 [1981年] に建築基準法が改正され、新しい耐震基準が定められました。
よって、昭和56年以降に建てられた家は、新耐震基準で設計されていて、阪神大震災でも被害は比較的小なかったと言われています。
しかし昭和56年以前に建てられた家は、現在必要な耐震性能より低い古い基準で建てられているので、耐震リフォーム工事を行なう必要があると考えます。
また平成12年 [2000年] にも基準法の改正があり、木造住宅の柱の接合金物の仕様などに関して、更に規定が加えられています。
昭和56年以降に立てられた住宅であっても、平成12年以前に建てられた木造住宅の場合は、新耐震基準は満たしていても最新の性能は満たしていない可能性があります。まずは自分の家の築年数を確認し、それから耐震診断を受けるという流れで進みましょう。
- 耐震リフォーム工事のこと・・・その2
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正しく耐震診断を受けてから、工事計画を立てる
『正しい診断が無ければ、その家にふさわしい耐震工事はできません。』
耐震診断を受ける場合は、各市町村や各種団体に相談窓口がありますので、まずはそこを利用するといいでしょう。
そして、この耐震診断結果を元に耐震リフォーム工事をした場合は、木造住宅耐震補強設計・補強工事補助や 固定資産税額の減額措置や所得税の特別控除など利用できます。詳細は地域によって違いますので、お住まいの市町村窓口へ問い合わせましょう。
耐震リフォーム工事は、床や壁のリフォームと一緒に行なえば、工事がしやすく効率的で、費用も節約しやすくなります。まずは不安商法に引っかからないこと、そして正しく診断を受け、我が家に相応しい耐震リフォーム工事を行ないましょう。
- 参考:allabout・三重県県土整備部住宅室住まい支援グループ住宅整備グループ・名張市・伊賀市