耳より!リビングプチコラム

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Vol.011 リフォーム工事、コストダウンのコツ

「リフォーム工事ってなぜ高いの?」という声をよく耳にします。それにお応えすべく、今回はリフォーム工事費用>新築費用、いったい何にお金がかかるの?という疑問と、費用を安くできるコツをご紹介します。

手間がかかるのは「取り合い部分」の工事
リフォーム工事をおこなえば、すべてを新品にしない限りかならず古い部分と新しい部分がつながる場所が出てきます。そしてその古い部分に合わせて新しい部分をうまくつなげるための工事を「既存と新規の取り合い工事」とよんでいます。
いらない部分だけを切り取り新しく作った部分をそのまま繋げれば簡単そうですが、そのような工事では境目に隙間ができたり、新しい部分と古い部分の継ぎ目がはっきり見えて違和感が残ったりするのです。
少し大きめに壊して新しい部分を作ったあと、古い部分にかかるように大きめの範囲で防水や塗装などの補修をおこなうので実際の補修範囲より大きな部分の工事になり手間がかかるのです。
丁寧に、丁寧に・・少しずつ壊すのがリフォーム
建て替えの場合は古い家屋を機械などで一気に解体するのですが、リフォームの場合はリフォーム部分だけを少しづつ丁寧に壊していくという作業の連続になり、この解体手間も新築の時よりリフォームのほうが割高になります。
また設備機器など現在取り付けられているものを再利用する場合にも、再利用できるよう廃棄物とは違う丁寧な取り外しが必要になります。
例えばキッチンなど、廃棄物として取り外す場合と、再利用するために取り外す場合では、かかる手間が違うのです。

既存の柱を傷つけないよう、その他の部分を丁寧に解体する必要があるのです。

リフォームが高くなる原因から安く上げるコツを導き出す!
新築の場合、クロス工事、大工工事など、業種ごとにまとめて一気に工事をおこなうことができますので効率的に工事を進めることができます。
また、家具も何もない部屋で一気に作業ができれば仕事もはかどるうえに、材料の置き場に困ることもありません。
つまりリフォームが割高になる理由には、
  • リフォーム工事ならではの手間
  • まとめてやる工事に比べ小さな工事は効率が悪い
  • 住みながらの工事ならではの手間

等が考えられます。これらを踏まえて、コストダウンには
  • 小さな工事を何度にも分けるより、なるべくまとめる
  • お風呂・洗面など、同じ業種が入る工事は一緒にやる
  • 家具などの移動がないよう荷物が多い場合はあずける

等の方法があることが導きだされます。
お金を掛けるのは「ココ!」といこだわりのところを!
リフォームでキッチン工事に何百万円もかかったなどという話がありますが、それは工事費が割高だからそうなったということばかりが原因ではありません。
新築とリフォームとを比べると、リフォームの方がその部分へかける金額が高くなる傾向にあるようです。
やはりリフォームだからこそ、こだわりの部分にお金をかけるというケースが多いのです。
他の部分でできるだけコストダウンを計り、こだわり部分に費用をかけるのもリフォームの醍醐味といえるでしょう。

リフォームだからこそ「こだわり」のプランで。きっと完成後の満足度は大きいはず。

  • 参考:allabout 伊賀市U様邸