- 隔月15日更新!
リフォームのスタッフがお届けする、知っていると役に立つかも?!なプチコラムです。
Vol.003 ジメジメした梅雨の季節のチェックポイント
高温多湿な日本の気候と昨今の気密性の高い住まいで、私たちがカビから完全に逃れる術というのは、ハッキリ言ってありません。カビのひとつもない住まいなんて存在し得ないと言っても過言ではないのです。
現在のカビの多くは、お風呂場などで頻繁に見る「黒カビ」、水周り全般にある「赤カビ(酵母)」、カビ臭いニオイの原因「青カビ」の3種類になります。浴室のカビの代名詞「黒カビ」も湿度コントロールで減らすことができます。
春が終われば初夏、そのさなかに差し挟まり恵みの雨もたらす梅雨。そんな梅雨ゆえの雨天、そして湿気。湿気るからこそ生え殖えるカビ!普段気にしない「お風呂場の湿度」にも是非興味を持ってください!
ここがチェックポイント!
- エアコンの汚れたフィルター
- 結露しやすい窓際のカーテンや押入れの壁
- お風呂場全体、排水口
- 洗面器の裏
- トイレの便器周辺
- 「帰って寝る」だけの部屋(の澱んだ空気)
- 洗濯待ちの汚れ物が入った洗濯機(槽)
- 干さない布団の入っている押入れ、ベッドの下
以上のチェックポイントを一度見て、カビが発生していたり、汚れていたりした場合は直ぐに掃除をしてください。できれば、その後『消毒用エタノール』スプレーをしておくと効果的です。
また、梅雨とは言っても晴れ間の屋外の湿度はぐっと下がりますので、折を見ての自然換気。そしてエアコンのドライ機能や冷房によっても室内の湿度は容易に下げられます。住まい内のいろいろな箇所に温湿度計を設置して湿度をまめにチェックし、なるべく60パーセント前後に維持することが、カビにとっての快適環境を維持しないことになるのです。